第10回万葉の里ちくしのウォーキング

前夜には雨の細い筋に勢いがあるようで翌日も雨模様だろうと心配だったが、朝方にかけて曇り空に変わり、万葉の里ちくしのウォーキングが予定通り開催された。

実施日:平成27年11月8日(日)
開会式:9時から
集合場所:筑紫野市上古賀グラウンド

参加者は361名(申込人数532名の約68%)、スタッフは運動サポーター85名、市職員、また「歩く健康診断」の実施にご協力いただいた筑紫医師会、筑紫歯科医師会、筑紫薬剤師会の各先生など、合わせて総勢500名以上が参加するイベントだ。

会場受付の様子受付会場には史跡散策、健康チャレンジ、ゆったり、ネイチャーゲーム、工作体験、天拝山山登りなど各コースのテントが立ち並び参加者を待ちかまえている。(画像をクリックで拡大)

開会式

藤田陽三市長の挨拶
藤田陽三市長挨拶

歩く健康相談の先生、つくしちゃん

歩く健康相談の先生、つくしちゃん、つば九郎くん

「歩く健康診断」にご協力いただいた各先生

「つくしちゃん」と「つば九郎」くん。「つば九郎くん」は、今年セリーグで優勝したヤクルトスワローズのマスコットキャラクター。
福岡ヤクルト工場はウォーキング会場近くの筑紫野市俗明院で操業されている。

つくしちゃん

ウォーキング

注意事項説明(運動サポーターの会会長 大西正則)

大西会長による注意事項説明

準備体操(運動サポーターの会副会長 古代勝利)

古代副会長の準備体操

ウォーキングの模様(天拝山山登りコースを中心に)

「月形洗蔵の碑」を通過

「月形洗蔵の碑」を通過

スタートから約1.5㎞。「薩長連合のきっかけをつくった」という月形洗蔵の碑を左に見ながら天拝山コースの参加者が列を作って九州自動車道の高架下をぬけていくところ。
この道は健康チャレンジコース史跡散策コースのルートにもなっている。画像左の自動車のあたりに月形洗蔵の碑があり、あとから来る予定の史跡散策コースの参加者のためにボランティアガイドさんが待機している。

天拝公園に到着

この道筋に湯町音頭(昭和初期)の碑がある。

月形洗蔵の碑から約1.5㎞で天拝山の山麓にある天拝山公園に到着する。画像左側の土手の上が天拝山公園(筑紫野市天拝山歴史自然公園)。
別ルートを辿って天拝山公園に向かっていたファミリー・ネイチャーゲームコース参加者の姿が前方に見える。

ファミリー(ネイチャーゲームコース)の参加者

ファミリー(ネイチャーゲームコース)の参加者

ファミリーコースはネイチャーゲームコース工作体験コースの二つ。工作体験は筑紫野市生涯学習センターで行われた。
ネイチャーゲームは、自然のなかで遊びながら、自然界(人間をとりまく世界)のおもしろさに気づくということだろうか。
「秋をみつけた」、「木や花の名をたくさん知った」、「ドングリを拾えて楽しかった」、「いつもと違う天拝公園だった」など子供、大人たちがいっしょに楽しむことができて評判がよかったらしい。

天拝公園トイレ付近

天拝公園で水分補給とトイレ休憩

天拝山山登りコースの一行は天拝公園内でトイレ休憩と水分補給を行う。ここまでスタートから約3.3k㎞、到着時刻は10時10分でほぼ予定通りだった。
画像中央の白いテントは筑紫歯科医師会ブース、立てられているノボリ「めざそう8020!」のとおり80歳で20本以上の歯を保とう!という運動を推進している。

天拝山入口の鳥居

天拝山入口の鳥居

天拝山山登りのスタート。登山口から少し歩けば豊かな樹木、鳥のさえずりと清浄な空気に包まれ癒される気持ちになる。
「天拝山は都市近郊にあって、樹木やシダ、キノコなどの植物、野鳥や昆虫などの動植物が多く、自然観察の山としても恵まれており、また、よく整備されたコースがいくつかある。(ちくしの散歩46)」
天拝山の階段

天拝山の階段

登り口から山頂まで40分前後(最後尾の人は46分だった)。山頂手前にある約350段の階段がややきついかも知れない。

天拝山山頂

天拝山山頂

天拝山山頂からの眺め

天拝山山頂からの眺め

天拝山山頂に到着(スタートから約5.5㎞、約1時間30分)
天拝山山頂から福岡平野博多湾が眺められ、北の方向にはなだらかに広がる四王寺山や古くは御笠山と呼ばれていた宝満山が美しく見える。天拝山と四王寺山の間の平野部には、発掘調査によれば、約2㎞四方に「碁盤の目のように格子状に拡がる」古代の大宰府条坊があった。南北の中心には道幅35〜36mの朱雀大路が延びていたという。

二日市温泉のある湯町地区の歩道を通過

二日市温泉のある湯町地区の歩道を通過

復路は約4㎞、約1時間のルート。
天拝山公園に隣接する九州最古の仏蹟、武蔵寺の前を通って1㎞程で二日市温泉のある湯町地区に入る。二日市温泉の名称は昭和の戦後からで、奈良時代の万葉集や平安末期の梁塵秘抄の頃から次田(すいた)の湯、武蔵温泉などと呼ばれていた。次田は次田(つぎた)という地名で残っている。

済生会病院前の横断歩道

済生会病院前の横断歩道

済生会病院前は歩車分離信号になっているが、青信号の間隔が短いので状況に応じてすばやく誘導する必要がある。そのような危険個所には誘導スタッフがあらかじめ待機して安全をはかっている。

ウォーキング終了後の会場の様子

アンケート回収、参加賞配布などで、しばし賑わう会場

ほぼ予定とおり12時10分頃会場に到着し、ストレッチのあと解散した。
お疲れさまでした。